認知発達とは、子供が何を理解し、どのように学習するかについての科学です。認知発達の研究者は、次のような疑問に興味を持っています。
研究・調査は、子どもがどのように学習しているか、または何を知っているかについての非常に具体的な質問に答えることを目的としています。たとえば、「3 か月の子どもは親の顔を認識しているか」といった質問です。
理由はたくさんあります!ここでは3つをご紹介します。
お子さんをお持ちの方で、参加をご希望の方は、アカウントを作成し、お子さんの年齢層に合った研究・調査をご覧ください。 いつでも参加できるものもあれば、大学の研究者と定期的にビデオチャットするものもあります。ほとんどの研究では、ウェブカメラの付いたノートパソコンやデスクトップパソコンが必要です。その他に必要なものがあるかどうかは、調査研究の説明書に記載されています(マーカーと紙、赤ちゃん用の高さのある椅子など)。
どの研究・調査も同じように始まります。あなたとあなたのお子さんは、まずその研究・調査の内容について説明を受け、その後、参加するかどうかを決定できます。ほとんどの場合、同意書を読んで頂き、あなたとあなたのお子さんの参加に同意する旨をご自身で記録していただきます。場合によっては、電子署名をしていただくこともあります。保護者の方の許可に加えて、年長のお子さんには、参加するかどうかを直接お聞きします。
研究・調査は多岐にわたりますので、ぜひいろいろなものを試してみてください。お子さんの年齢によっては、お子さんが直接質問に答えることもありますし、予想に反するような状況が生じたときに、その場面をどのくらい長く見ているかなど、お子さんが考えていることを間接的に示す反応を探る場合もあります。研究・調査の際に起こりうることとしては、以下のようなものがあります。
研究・調査の一部は、ウェブカメラを使って自動的に録画され、Lookitのプラットフォームに安全に送信されます。訓練された研究者がそのビデオを見て、お子さんの反応を記録します。例えば、お子さんがどの方向を指したか、どの画像をどのくらい見たか、などです。これらの反応を他の子どもたちの反応と合わせることで、子どもたちがどのように考えているのかを知ることができるのです。
このウェブサイトで行われている研究・調査はすべて、科学者が子どもの発達について学ぶために作成されており、科学雑誌への論文掲載につながっています。これらの出版物は、他の科学者、保護者の方、教育者、政策立案者などに情報を提供するのに役立ちます。通常、これらの科学者は、大学や病院で働いています。まれに、非営利団体や企業で働く科学者も、この目的に沿った研究・調査を行うことがあります。研究・調査が(1つの非営利団体や企業だけのためではなく)誰もが見られるように科学雑誌に結果を発表することを意図している場合、このウェブサイトに掲載される可能性があります。
科学者がこのプラットフォームを使用したい場合、その機関はマサチューセッツ工科大学と契約を結び、利用規約 に同意し、その研究・調査が機関審査委員会によって審査・承認されることを証明する必要があります。また、研究・調査にはChildren Helping Scienceによる審査と承認が必要です。2023年4月現在、米国、カナダ、英国、欧州連合(EU)の研究機関を含む50以上の大学と協定を結んでいます。
私たちのサイトでホストされている研究・調査は、世界中の大学から来たものです。ビデオチャットを含む研究・調査では、あなたは研究を行っている大学の研究室の研究者に会うことになります。これらの研究者は、「研究責任者」(研究室の監督者で通常は教授)を含むチームの一員として働いています。研究・調査は、その研究責任者の直接の監督下にある人(例:研究室長、研究助手、ポスドク、大学院生、学部生)が実施することになります。.
従来、発達研究は、大学の研究室の静かな部屋で行われていました。研究者は、それぞれの地域に住む保護者の方々に電話やメールで参加できるかどうかを確認し、研究室への訪問の予定を立てていました。
研究者たちは数年前から子どもたちを対象としたオンライン研究・調査の方法を模索していましたが、2020年のCOVIDパンデミックにより、ほとんどの発達研究所は対面式の研究・調査を完全に中止せざるを得なくなりました。一部の研究は常に研究室で行われる必要がありますが、他の研究はオンラインでも非常にうまく機能し、これらの研究は家族と科学者の両方にとって多くの利点があることがわかりました。
なぜ、研究室での研究・調査をオンラインで補完するのでしょうか? 私たちが期待しているのは以下のような事柄です。
調査によって、研究内容の説明を読んだり、研究者に研究内容の説明を受けた後に、保護者がオンラインフォームへの署名にて同意を求められることがあります。また、保護者または法定後見人に署名をしてもらうのではなく、研究・調査への参加同意文を声に出して(または手話で)読み上げる様子を、ウェブカメラで録画させていただきます。この同意文は署名された書類と同等の重要性をもちますが、録画による同意の方があなたの手間が少なくて済むはずです。また、この手続きによって、あなたが英語で書かれた文章を理解し、録画されていることを理解した上で研究・調査に参加していることを私たちも確認することができます。
研究者は、研究者専用の特設ページにてこれらの同意録画を確認し、研究・調査への参加同意が得られているかどうか(インフォームド・コンセント)を記録します。研究者は、あなたが研究・調査への参加に同意したことを確認しない限り、ほかの録画記録を見たり、課題セッションからデータをダウンロードしたりすることはできません。インフォームド・コンセントが明確に示されていない同意録画があった場合(例:技術的なトラブルのために音声が記録されていない場合)、研究者があなたのメール設定に応じた形で、確認のための連絡することがあります。
Children Helping Scienceを利用している研究者は、データの保護・共有方法について、共通の基準を遵守することに同意しています。例えば、研究・調査に参加したお子さんの氏名や生年月日、生年月日を計算できるような情報は、決して公表されません。
研究者専用ページは、参加者のデータ保護を最優先にして設計されています。例えば、特別ページは、課題セッションからデータがダウンロード可能になる前に、研究者が同意録画を確認しなければならない仕様になっています。研究グループは、誰がどのようなデータにアクセスできるかを非常に細かく制御することができます。例えば、研究アシスタントの権限を「参加同意を確認してギフトカードを送ることはできても、実際の研究データをダウンロードすることはできない」といったように設定することができます。
録画記録を含むあなたのデータはすべて、安全なHTTPS接続を介してChildren Helping Scienceストレージに送信され、ストレージ上では暗号化されています。私たちは、セキュリティを非常に重要なものと考えています。使用するソフトウェアが最新であること、クラウドサーバの設定が安全であること、データへのアクセスに正しい権限が必要となることをユニットテストで確認することに加えて、2年に1度、セキュリティ請負業者によるリスクアセスメントと詳細な手動侵入テストを実施しています。最後のセキュリティ評価は2022年12月に実施されました。
「録画データを見るのはどんな人ですか?」の項目もご覧ください。
␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣ ␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣マサチューセッツ工科大学(MIT)のChildren Helping Scienceスタッフは、ウェブシステムを改善・増進し、トラブルシューティングに対応するために、あなたの録画データやその他のデータにアクセスすることができます。また、あなたが参加した研究・調査を実施している研究者は、研究目的のためにあなたの録画データやその他のデータ(研究・調査の間の質問への回答や、お子さんの登録時に記入した情報など)にアクセスすることができます。研究者は、あなたが送信した録画データを見て、研究に必要な特定の情報(例:お子さんの発話内容や、お子さんが画面の左右をどのくらい長く見ていたかなど)を記録します。研究グループは、MITに所属している場合もあれば、ほかの機関に所属している場合もあります。Children Helping Scienceを使って実施されるすべての研究は、参加者の権利・福祉が守られていることを保証する機関審査委員会(Institutional Review Board; IRB)の承認を得なければなりません。さらに、Children Helping Scienceを利用するすべての研究者は、どのようなデータを共有し、どのような種類の研究をChildren Helping Science上で実施してよいかを規定する利用規約に同意しています。
ほかの人がビデオを見ることができるかどうかは、研究・調査の最後にあなたが選択したプライバシー設定によって決まります。具体的には、①データをデータブラリー(Databrary)と共有するかどうか、②参加した研究・調査を実施している研究者が、あなたの録画データをどのように使用すること許可するか、という2つの項目があります。
まず、あなたのデータ(録画を含む)を、安全なデータライブラリーである「データブラリー」(Databrary)上の許可されたユーザーと共有して良いかどうかをお尋ねします。データを共有することで、人間の発達や行動に関する研究がより早く進展することになるでしょう。なお、データブラリーへのアクセスを許可された研究者は、研究室におけるデータの使用と同等の高い水準の注意を払って、これらのデータを取り扱うことに同意しなければなりません。データブラリーの詳細については、ミッションまたは許可されたユーザーの要件についてをご覧ください。
次に、動画データの利用について、どの範囲での利用を許可するかをお尋ねします。
何らかの理由でプライバシーレベルが選択されなかった場合、データは「プライベートな利用範囲」として扱われ、データブラリーとは共有されません。また、研究・調査への参加者は必要に応じて、研究・調査の終了時に同意録画以外のすべての録画データを撤回するオプションを選択することができます(例:誰かが後ろで機密事項に関する議論をしており、その様子が映り込んでしまった場合など)。このオプションが選択された場合、録画データは自動的に削除されます。完了した課題セッションのプライバシー設定を、遡って変更することは自動的にはできません。プライバシーに関するご不明な点がありましたら、Lookitチーム(lookit@mit.edu)までご連絡ください (英語対応のみ)。
␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣2歳未満のお子さんの場合、研究・調査は通常、「お子さんの目に語ってもらう」ようにデザインされます! 私たちは、お子さんが画面のどこを見ているのか、あるいは、どのくらいの時間目をそらさずに画面を見ているのかということに関心があります。キャリブレーションビデオ(下記に例があります)は、お子さんが画面の右側や左側を見ているときにどのようにカメラに映るかを把握するのに役立ちます。これにより、残りの録画記録をデータ化することができます。
こちらは、キャリブレーションビデオを見ているときのお子さんの様子の例です。お子さんが画面の左右一方を見た後に、もう一方を見ている様子がよくわかります。
こに目を向けるかというお子さんの選択は、お子さんが何を理解しているかについて多くの情報を与えてくれます。ここでは、お子さんがどのように学ぶかについて、研究室で用いられているいくつかの手法を紹介します。
馴化・脱馴化の研究では、まず赤ちゃんに1種類の物や出来事の例をたくさん見てもらいます。すると、時間の経過とともに赤ちゃんは興味を失っていきます。赤ちゃんは通常、最初の絵を長い時間見ますが、その後すぐに目をそらすようになります。そして、その時間が短くなったところで、新しいカテゴリーの絵か、見慣れたカテゴリーの絵かのどちらかを見せます。その時、新しい絵の方を長く見るようになれば、最初に見せたカテゴリーを理解し、それに飽きたと判断できます。
馴化・脱馴化の研究では、個々の幼児がある閾値の「退屈さ」に達するのを待つ必要があります。例えば、最初に見た絵を見る時間が半分になるなどです。しかし、これは現実的でないこともあるため、代わりに慣化法 (familiarization) を行うこともあります。慣化の研究では、すべての赤ちゃんに同じ数の例を見せ、見慣れたカテゴリーと新しいカテゴリーにどの程度興味を示すかを見ます。幼い赤ちゃんや、あまり例を見たことがない赤ちゃんは、親しみやすさを優先する傾向があります。つまり、前に見たものと同じような画像を長く見るのです。年長の赤ちゃんや多くの例を見た赤ちゃんは、新奇性選好を示す傾向があり、前に見たものとは異なる画像を長く見ます。ラジオで新しい曲を聴いたとき、最初はわからないが、何回か聴くと気に入って一緒に歌うようになり、何百回も聴くと他の曲を聴くようになるのと同じ現象です。
赤ちゃんや子どもは、出来事がどのように起こるのかについて、すでに豊かな期待感をもっています。子どもたち(そして大人も)には、驚くような事象をより長く見る傾向があるので、場合によっては、子どもたちがどのくらい驚いているかを測る指標として、画面への注視時間を用いることがあります。
子どもたちは、受動的な観察者のように見えたとしても、どこを見て、何に注目するかについて多くの選択をしています。この手法では、2つの画像や動画を左右に並べて提示し、どちらか一方を長くみるかどうかを調べます。また、どちらかの動画に合わせた音声を流すこともあります。下の動画は、「パチパチしているのを見つけて」と聞かれたときに、研究・調査に参加している子どもが画面の左側を見ている様子を表しています。
子どもたちは、次に何を見たり聞いたりするかについて、しばしば高度な予測をすることができます。幼い子どもによるこうした予測を調べる手法のひとつに、目の動きを見るというものがあります。例えば、遮蔽物の後ろ側をボールが転がっていく様子を子どもが見ているとしましょう。このとき、子どもは遮蔽物の反対側の端を見て、そこからボールが出てくることを期待するかもしません。ほかにも、人工的な予測関係を設定することもあります。例えば、「ダ」という音節は、おもちゃが画面の左側に表示されることを意味し、「バ」という音節は、反対に右側に表示されることを意味するとしましょう。このとき、どちらかの音節を聴いたときに子どもがどこを見ているかを観察することによって、子どもが音とおもちゃが表示される側との関係性を学んでいるかどうか、そして、そのような関係性をどのように般化しているかを調べることができます。
年長の子どもたちは、何が起こっていると思うかについての自分の考えを口頭で答えることができるでしょう。例えば、最近のある研究では、2人の女性がある対象物を2通りの異なる人工語で呼んだ後、どちらがその対象物の正しい名前かを子どもに尋ねるという研究・調査を行いました。
年長の子ども(と大人)がどのように考えているかを調べるためのもうひとつの手法は、反応時間を計測することです。例えば、丸が現れたらあるキーを押し、四角が現れたら別のキーを押すことを子どもに伝えてもらい、キーを押す速度に影響する要因を探すことがあります。
もちろんです。ご協力に感謝いたします! 再度課題を実施すると、「あなたはこの研究・調査にすでに参加したことがあります」と警告が表示されるかもしれませんが、無視していただいて構いません。また、あなたの以前の参加情報は記録されていますので、過去に同じ研究・調査に参加したことを伝える必要もありません。
もちろんです! そのお子さんのデータを研究・調査に直接用いることはできないかもしれませんが、もしご興味があるようでしたら、研究・調査にぜひ参加してみてください(実際に、上のご兄姉が「自分もやりたい!」と要求する場合もあります)。ただし、お子さんが研究・調査の対象最低年齢を下回っている場合、データを研究・調査に利用できるように、対象年齢になるまでお待ちいただくことをお勧めします。
研究・調査の対象になるかどうかについては、通常、早産児であっても子どもの実際の月齢(出産からの時間)を使用しています。特定の研究・調査において修正月齢が重要となる場合には、研究・調査への参加資格の基準を説明する際にそのことを明記します。
もちろんです! 現時点では、お子さんと保護者の方への説明書は英語でしか書かれていません。したがって、日常的に英語にふれていないお子さんの場合、戸惑うこともあるかもしれません。しかし、もしよかったら、いずれかの研究・調査に参加して、お子さんのために翻訳にトライしていただけると嬉しく思います。もしお子さんが英語以外の言語を話すかどうかが研究・調査の実施にあたって重要となる場合には、そのことについて具体的にお尋ねします。また、人口統計に関する質問欄にて、お子さんが話したり聞いたりしている言語について記入することもできます。
もちろんです! 私たちは、すべての子どもたちがどのように学び、育っていくのかに関心をもっています。もしよろしければ、研究・調査の末尾にあるコメント欄に、お子さんが受けている診断名について記載していただけるとありがたく思います。将来的には、オンラインでの研究・調査によって、より多くのご家庭が研究・調査に参加し、ご自身のお子さんの診断についてよりよく理解できるようになるかもしれないと考えており、これを心待ちにしています。
なお、ひとつご留意いただきたいことがあります。Lookitを使った研究・調査のほとんどは画像と音声の両方を含んでいるため、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりするお子さんにとっては理解しづらいかもしれません。もし可能であれば、画像について説明したり手話を使ったりして、お子さんが課題の内容を理解できるようにご協力いただければと思います。
可能であれば、それぞれのお子さんに別々に参加していただくようお願いいたします。一般的に、複数の子どもたちが一緒に研究・調査に参加すると、子どもたちの間でお互いに影響を与え合ってしまします。そのこと自体が興味深いテーマではあるのですが、通常は、研究・調査の目的はこの点にはありません。
私たちは、アメリカ小児科学会(American Academy of Pediatrics)advice の子どもたちはスクリーンを通してではなく、人から実際に学ぶのが一番だということだと同じ意見を持っています!しかし、私たちの研究は子どもたちを教育するためのものではなく、子どもたちから学ぶためのものであります。
私たちの研究が家族の会話や科学への関心を育み、遊ぶ時間んの代わりにビデオを見ている数分を帳消しにしてくれることを願っています。そして、私たち自身でも "実践 "しています。私たちの研究に対して、私たち自身の子どもたちがたくさんのフィードバックをくれています!
研究によっては、研究・調査への参加終了時にギフトカードなどの謝礼が提供されることもありますが、ボランティアでの参加となる場合もあります(研究・調査を実施している大学の規則によって異なることが多いです)。謝礼の有無についての情報は、研究・調査についての説明ページに記載されています。
Children Helping Scienceの各調査は、個別の研究チームによって運営されています。特定の調査の連絡先については、あなたの個人サイトをご覧ください。 Study History このページでは、あなたがいつ調査に参加したかについての情報や、本プラットフォームで実施されている研究の場合、その調査セッションのビデオを見ることもできます。
一般的な質問がある場合、Children Helping Scienceチームに何かを報告したい場合、また特定な調査を実施した研究者チームへの連絡に助けが必要な場合は、下記までご連絡ください(英語対応のみ)。 lookit@mit.edu!
研究・調査への参加に同意する際には、その研究・調査の目的すべてについて説明を受けるとお考えください。研究・調査の終わりには、特にビデオチャットの場合、自由に質問をする機会があるはずです。
しかし一般的に、研究・調査の目的は、特定の子どもではなく、子どもたち全般について知ることです。したがって、得られた情報は、通常、診断や個人のパフォーマンス評価には適しません。例えば、あなたのお子さんが、物が落ちる動画と物が宙に浮く動画を見た際に、70%の時間を物が宙に浮く動画に費やしていた、という結果は興味深いかもしれません。しかし、この結果から、将来お子さんが物理学が特に得意になるかどうかは判断できません。
すぐにお子さんの反応を確かめたいとお考えの方は、お子さんと一緒におうちでできる楽しいアクティビティーが記載されている参考資料ページをご覧ください。
研究者は通常、科学雑誌で研究・調査の一般的な結果を公表することを目指しています (例:「3歳児の大多数は選択肢Aを選んだのに対して、5歳児の大多数は選択肢Bを選んだ」)。こちらをクリックすると、オンラインで収集されたお子さんのデータをもとに発表された科学研究の事例を閲覧していただけます。
研究・調査の実施からそれらが公表されるまでの間には長い時間差が生じる場合があります。5歳だったお子さんが、結果が公表される前に8歳になってしまった、ということもあるでしょう! そのため、科学的な結果の発表に加えて、このwebサイトに研究・調査を掲載している研究室の多くは、保護者が最新情報を受け取れるように登録する仕組みを用意しています。また、あなたが参加した研究・調査の結果が出た際に、Children Helping Scienceから通知が届くように設定することもできます。
ぜひ「親の親善大使」になってください! 発達研究が抱える大きな困難のひとつは、あなたのようなご家族と繋がることです。たくさんのお子さんが研究・調査に参加してくれれば、より高度な学術的疑問に答えられるようになります。例えば、個人差についての疑問や、さまざまな要因が相互作用することが結果にどのように影響するかといった事柄が考えられます。
もしあなたがこの活動を気に入ってくださったなら、私たちの心からの感謝も含めて、Lookitプラットフォーム (https://www.childrenhelpingscience.com) をぜひお知り合いの方に共有してください。子どもの発達に関わる研究・調査は、あなたのような保護者の方の助けがなければ成立しません。
本サイトの研究にお子さんと一緒に参加された保護者の方、または本サイトに研究を掲載された大学の研究者の方は、保護者研究者共同体(Parent Researcher Collaborative)のメンバーであると言えるでしょう!
一体誰がこのウェブサイトを運営しているのかと聞かれたら、私たちは科学者の集まりで、子どもの発達に関する研究を支援するために、家族と研究者がお互いにつながることができる場所がオンライン上にあればいいと考えている者です!新しいChildren Helping Scienceのウェブサイトは、以前からある2つのプラットフォーム、LookitとChildren Helping Science(以前のバージョン)のコラボレーションであります。LookitはKim Scott と マサチューセッツ工科大学の Laura Schulz によって設立されて、現在はエグゼクティブ・ディレクターであるMelissa Kline Struhlが率いている。オリジナルのChildren Helping Scienceウェブサイトは、ハーバード大学のElizabeth Bonawitz、スタンフォード大学のHyowon Gweon、 イェール大学のJulian Jara-Ettinger、テキサス大学ダラス校のCandice Mills、マサチューセッツ工科大学の Laura Schulz、とミネルバ大学のMark Sheskinによって立ち上げられた。
個別の調査については、「調査の詳細」ページをご参照ください。このページには、調査を実施している研究室の連絡先が常に記載されている。
このウェブサイトを運営している研究者と連絡をお取りになる場合は、以下のメールアドレスまでご連絡ください(英語のみ対応)。lookit@mit.edu.
参加中に技術的な問題が発生した場合は、下記までご連絡ください(英語のみ対応。 lookit@mit.edu.
Children Helping Scienceは、ChromeとFirefoxの最新バージョンを公式にサポートしています。Internet ExplorerとSafariには現在対応していません。
ほとんどの研究・調査では、webカメラのついたノートPCまたはデスクトップPCが必要となります。お子さんの視線のパターンを測定するために、お子さんの両目が適度に安定して映っていること、お子さんがモニターの左右どちら側を見ているか判断できる程度のモニターのサイズがあることが必要です。将来的には、乳幼児期のお子さんの探索場面を観察できるタッチスクリーンでの研究・調査の可能性にも大いに期待しています!
特に大きいお子さんや10代のお子さんを対象にした研究・調査においては、スマートフォンやタブレットを使って研究・調査に参加できる場合があります。その場合、研究・調査の説明にその旨が記載されています。
ある特定の研究・調査に参加しようとしていて問題が発生した場合には、その研究・調査を作成した研究者に連絡することから始めてみてください。それでもなおヘルプが必要な場合には、Children Helping Scienceチーム lookit-tech@mit.eduに連絡して助けを求めることもできます (英語対応のみ)。
研究・調査を作成している研究者の方でヘルプが必要な場合には、こちらのドキュメント、またはSlackコミュニティにて解決を図ることができます。
Children Helping Scienceでは、あなたやあなたのお子さんのデータを保護することを非常に重視しており、ソフトウェアは最新のセキュリティ対策を講じるように設計されています。データ保護がどのように実施されているかについては、こちらのドキュメントにて概要をお読みいただけます。また、最新のHECVAT (高等教育クラウド ベンダー評価ツール キット) について確認したい方は、lookit@mit.eduまでご連絡ください (英語対応のみ)。
ドキュメント Children Helping Scienceにあなたの調査を掲載するための完全なガイドはこちらをご覧ください!
このwebサイトにあなたの研究・調査を掲載するためには、まずあなたの所属機関がMITとの契約に署名し、利用規約に同意し、研究・調査が機関の審査委員会によって審査・承認されることを証明する必要があります。加えて、あなたの倫理申請書を修正してオンライン研究・調査の実施を含めるか、あるいはオンライン研究・調査についての倫理申請を新規に提出する必要があります。
2023年4月現在、私たちは米国、カナダ、英国、欧州連合の機関を含む50以上の大学と協定を結んでいます。あなたの所属機関が既に協定を結んでいるかどうかがわからない場合や、書類を整えるのに支援が必要な場合は、こちらのメールアドレス lookit@mit.edu までご連絡ください (英語対応のみ)。
これらのステップを踏んでいる間でも、ラボアカウントを作成し、最初の研究・調査を作成し、研究者コミュニティによってピアレビューを受けることで、Children Helping Scienceプラットフォームの使用を開始することができます。Children Helping Science使用開始に関するステップ・バイ・ステップでのガイドはこちらからご覧いただけます。
The Society for Research in Child Developmentも同様に ディスカッションフォーラムを設けているので、ぜひご確認ください!